子育て

【帝王切開術の流れ】術前〜術後にすることとその様子

先日、第二子を帝王切開で出産しました。

第一子は経膣分娩(吸引分娩)だったため、帝王切開ははじめての経験。

私自身、帝王切開をするまではどんな流れで進むのかまったくわからず多少不安もあったため、今回はどんな流れで帝王切開の日を迎えたのかや術後の様子を紹介したいと思います。

あき
あき
私は予定帝王切開でした。帝王切開に至った経緯や出産する病院によっては違う流れになるかと思うので参考程度にご覧いただければと思います。

もくじ

帝王切開に至るまで

私は子宮奇形があり、第一子を妊娠した時とは違う場所で妊娠して、自然分娩が難しいと判断され帝王切開で出産することになりました。

そのため帝王切開に至った経緯がちょっと特殊かなと思いますが、計画的な帝王切開であるため同じく事前に帝王切開と決まった方とは共通する点が多いかと思います。

ちなみに、第二子は逆子でした。

帝王切開で出産することが決まっている場合は逆子であっても逆子をなおそうとする必要はないようで、そのまま過ごしていました。

あき
あき
医師のお話だと、逆子体操をしてしまうとかえってお腹の張りを引き起こしてしまう可能性があるため逆子体操はしなくていいそうです。

帝王切開前の検査など

帝王切開を行う前に、妊婦健診とは別に次の検査などがありました。

レントゲン検査

麻酔科の診察

レントゲン検査については具体的に何をチェックしているのかはわかりませんでしたが、レントゲンの結果を見ながら医師に「肺に異常は見られません」と言われたので、主に肺の様子を見ていたようです。

麻酔科については、レントゲン検査や妊婦健診とは別の日を指定されて受診しました。

受診といっても現在服用している薬はないかや、今回行う麻酔の種類の説明、歯科衛生士による歯のぐらつきの有無の確認があっただけ。

服用している薬の有無の確認は、その薬が手術に影響を与える薬でないかを確認するためにありました。

歯のぐらつきについては、もし手術中に「気管挿管」というものをすることになったとき、歯にぐらつきがあると歯を傷めたる可能性があるため事前に確認しているようです。

あき
あき
気管挿管は順調に帝王切開が進めば行うことはありません。

今回私はいずれも問題がなく、あとは妊婦健診を定期的に受けて入院日を待ちました。

入院

入院予定日まで破水などのトラブルや陣痛もなく、妊娠37週6日の午前中に入院しました。

帝王切開は翌日の妊娠38週目0日。

この日は採血、採尿と胎児の様子を確認するためモニターを30分ほど付けました。

それ以外は特にすることがなく、消灯まで読書やテレビを観てのんびり過ごしていました。

帝王切開当日

術前

帝王切開は入院翌日のお昼過ぎの予定で、事前に次の指示がありました。

手術当日の午前0時以降食べものの摂取を控えること

手術当日の午前5時以降水分の摂取を控えること

手術当日の朝のうちに手術着に着替えること

手術当日の9時ころから点滴を打つこと

水分を摂れなくなってから点滴を打ちはじめるまで約4時間もあり、点滴を打ちはじめる頃にはお腹が空いてくるし喉も渇くしで、なんだか憂鬱で病人になった気分に。

ちなみに出産が乾燥しやすい冬だったこともあり喉が渇きやすかったので、“うっかり水分を摂っちゃった”ということがないように飲み物はすべて冷蔵庫にしまいました。

看護師の方が“うっかりでも水分を摂ってしまうと場合によっては手術が翌日以降になってしまうこともある”とおっしゃっていたので、手術までは簡単に飲み物を飲めないようにしていた方が無難かと思います。

術中

帝王切開での出産は、おおまかに次の流れで進みました。

麻酔科医による麻酔

下腹部切開・出産

赤ちゃんの処置・記念撮影

赤ちゃん退室

母体の処置

帝王切開はスムーズに進み、パパが赤ちゃんに会えたのは私が手術室に入ってから約1時間後、私が手術室を出られたのは2時間後くらいでした。

手術自体は麻酔をしてしまえば痛みを感じずに出産できますが、“麻酔って痛いのかな…”と麻酔を打つまでとてもドキドキしていました。

実際には、今回は「硬膜外麻酔」という種類の麻酔だったのですが、注射はインフルエンザの予防接種くらいの痛みで怖がり過ぎたかなという感じ。

あき
あき
麻酔が効きはじめると、段々と胸のあたりから下の感覚がなくなっていきました。

出産は痛みを感じることはありませんでしたが、赤ちゃんを取り出すためかぐいぐいとお腹が引っ張られる感覚が。笑

無事に出産を終えると赤ちゃんの処置をしてくれて、顔のそばに連れて来てくれました。

その後赤ちゃんは手術室から退室し、パパや家族にちょっとだけ会ってから病院スタッフに連れられ検査等に向かいました。

私は傷口の縫合などの処置を終えて、手術直後の経過に問題がないことを確認できてから病室へと戻りました。

術後

病室に戻ってから15分後、さらに30分後、1時間後、2時間後くらいの間隔で心音や血圧、悪露(出血量)、脚が動くか、麻酔を打つ際に「硬膜外カテーテル」というものを背中に入れていたため、このカテーテルの状態のチェックがありました。

あき
あき
このうち悪露の状況確認の際は子宮を押されるので、ちょっと痛くて“う”っ…“ってなります…

また経過観察は夜間も1、2時間おきにありました。

帝王切開の場合、出産当日から母子同室とはいきませんでしたが、消灯までの時間に赤ちゃんの体調と私の術後の経過が問題ないと判断されて10分ほど同じベットの上で寝かしてくれました。

この日は点滴で栄養が送られてくるので、食事はありません。

帝王切開翌日

翌日もまだたくさんの管につながれていて寝たきり状態でした。

水分を摂れるようになるのはガス(おなら)が出てからですが、私は出なかったためこの日もまだ水分を摂ることもできず…

また、歩行練習の際に歩けなかったためお手洗いに行けず、お小水は手術中に繋がれた管を通して行いました。

あき
あき
お通じをしたくなった場合は、ベッドの上で看護師さんに介助をしてもらいながらすることになります。

この日も定期的に経過観察がありますが、問題がなければ少しずつ頻度は少なくなってきます。

人によっては脚の動きや感覚が良ければ午前中に歩行練習とのことですが、私は痛み止めが効きすぎて脚が痺れてしまったため午後から歩行練習をしました。

そして、この歩行練習が本当に痛くて…笑

なんでこんなに痛い思いをして歩行練習をしないといけないのかと思うほどですが、いわゆる「エコノミークラス症候群」防止のためには少しでも動いて予防する必要があります。

ちなみにこの日は傷?後陣痛?が痛過ぎて歩けませんでしたが、翌日にはゆっくりと歩くことができました。

帝王切開の翌々日にはガスが出て水分摂取OKとなり、3日後に流動食、4日後からおかゆ…とだんだんと普通の食生活に戻っていきます。

子どもと日中同室で過ごせるようになったのは、私は手術の3日後以降でした。

おわりに

なんとなく計画的な帝王切開の術前・術中・術後の流れがわかったでしょうか。

はじめての帝王切開で不安に感じている方の参考になればうれしく思います。

そして、安定した気持ちで出産にのぞみ無事に元気な赤ちゃんを出産できますように…!